今日院試落ちた
院試落ちた……
2018年8月31日午後2時。
大阪大学大学院工学研究科の合格発表がウェブ上で行われた。
だいたい大学院試なんて、ウェブ上で発表される前に、面接でほんのり面接官が合格か不合格か匂わせてくれるので、発表を待たずして結果が分かるものである。このブログを読んでくれている人の中には、同じように面接で分かったという人が多いんではないでしょうか?少なくとも僕の大学はそういう風習がある研究室が多い。
そんな僕は大阪大学工学研究科のビジネスエンジニアリング専攻を受けた。ビジネスエンジニアリング専攻は通称「BE」と呼ばれ、いわゆる経営工学みたいなものである。
工学部生として研究を行いながら、経営経済学も勉強するので、決算書の読み方やグループディスカッションなど、文系学生が行うようなことも学べるのだ。
(もし受けたい方いらっしゃれば相談乗ります。過去問とか笑)
定員は33人で、内11人は推薦が決まっていた。例年5~6人程度落ちるコースなのだが、今年は他コースの研究室が無くなることも重なり、22人の定員に対して47人の応募があった。倍率2.13倍という驚愕の数字。
「毎年楽勝なんじゃないの……」
とその数字を見て思った。その倍率を知ったのが、院試の2週間前である。
それまでは少々余裕ぶってはいたが、勉強してなかったわけではない。
しかし、いざ有り得ない数字を目の前にすると、このままではいけないと勉強に拍車をかけたのは正直なところである。
その後は研究室に泊まりながら勉強したりと、大学入学後怠けまくっていた僕も
久々に頑張った。そして、そうこうしているうちに入試当日を迎えた。
ビジネスエンジニアリングの試験科目は、基礎科目1科目、専門科目1科目、小論文、面接というものである。基礎科目と専門科目は選択でき、指定されたものの中から好きなものを選ぶという形式だ。
僕は基礎科目は数学、専門科目は金属・無機という金属材料の組織学を選択した。
1日目の数学は、計算ミスこそちょこちょこ見つかったものの、他の受験生とそんなに変わりはないだろうという感じ。同日で行われた小論文も、全て解答を埋め、難なく終えたという感じであった。
しかし、2日目の金属・無機で少々こけた。例年易しい問題題であるが、傾向が変わり難しくなっていた。周りのでき次第だなあという感じであった。
最終日の面接では、かなりしくじったものの
「入ってからどういう風に勉強を進めていきますか?」「希望の研究室はどこですか?」
など、前向きなものが多かった。
面接官が匂わせてくれるものはなかったものの、周りの友達とやり取りしている感じでも、受かったのかなと思わせるほどだったので、厳しい倍率ではあったが、なんとか合格したものと思っていた。
しかし、少々自信を持った程度で確信できるものではなかった。
合格発表が近づくにつれて、不安と期待が襲う。
「受かっているよな」
合格への自信は日に日に弱くなっていた。
そして、合格発表当日
2018年8月31日午後2時、恐る恐る携帯からHPを開き、合格者一覧のPDFを開いた。
PDFが開くと、下へゆっくりとスクロールしていった。
「ビジネスエンジニアリングのところは……」
とびくびくしながら下へ進むと一番最後までたどり着き、
そこがビジネスエンジニアリング専攻の合格者一覧のページであることに気が付いた。
そしてパッと見た瞬間、自分の番号がないことが分かった。
番号がないことを薄々知っていたかのように。
「そうだよな。」
「あのTOEICの点数とあのテストの出来で受かるわけないよな。」
合格したかもしれないと少しでも期待した自分を恥じた。
そして、残念がる自分と落ちたことを信じこませる自分がいて少し葛藤した。
合格発表前から、実は落ちてるかもしれないと薄々感じていたおかげで、立ち直りが早かった。それだけが唯一の救いだった。
「くよくよしてられない。過去は過去。」
もちろんショックだったが、もうどうすることもできない。ただ僕がバカだっただけだ。
とりあえず、これからどうするか決めなければならない。
何かする上で情報っているなあ
と思い、まず落ちた人同士のグループLINEを作成した。
Twitterで宣伝したり自分が知る範囲の友人を誘ったりして、作成4時間程で自分を入れて4人は集まった。
落ちても阪大生。大手に行く人が多いし、有益な情報も手に入るだろう。そして、何より心の支えになる。
そして、今回のブログ。
大学院は滅多に落ちる人がいないし、落ちるとかなり厄介でメンタルがやられる。
気が沈んだ人や、これから大学院を受けようと思っている人に少しでも元気を与えられたり、参考になればと思い書いた。
思い立ったら即行動。
それさえできなければ、僕に存在価値など無いに等しい。
これからの僕。
選択肢としては、
- 今年就活
- 休学して来年就活
- 院浪
まず、3は論外かな。
僕は一浪の身分なので、院浪まですると歳を食いすぎるし、そこまでして院に魅力は感じていない。
なので、1か2。
ぶっちゃけ、今の心境で言うと、2より。
学生生活やり残したことあるし、就活なんかバタバタしてやるとろくなことないと思っている。
と言っても、教授と親と相談して決める必要があるので、未定というのが正直なところ。
院には負けたが、人生負けたわけじゃねぇ。
俺はやりたいことがあって院を受けたが、周りはレールに敷かれて受けたやつがほとんど。そんなやつに落ちたことをとやかく言われる必要ないし、人生負けたくもねぇ。
良い人生を歩んでも、院落ちて良かったとは言えないだろうが、
院落ちても別に影響なかったかな
と胸張って言えるようになりたい。これからを頑張る。
ご愛読ありがとうございます。
**ブログの更新頻度は未定ですが、なるべく多めに更新できればと思います。院落ちの話だけでなく、僕がやっていることも情報発信していけたら幸いです。